Chaco Log

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ガリエラ美術館で開催中のガブリエル・シャネル展に行ってきた!

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初めまして。ワーホリ・語学留学を経て、今はフランス人パートナーとパリに住んでます。夢は田舎に家を買って自分でリノベーションして暮らすこと!

フランスで美術館が営業再開して半月が経ちました。

久しぶりに美術館に行けるということで毎週のように美術館に行っているのですが、先日はガリエラ美術館で行われているガリエル・シャネル展にいってきました。

 

美術館の営業再開が発表されてからずっと楽しみにしていたシャネル展。

モード系の展示ということで、お客さんもなんとなくファッショナブルな方が多かったような。。。女性が多いようでしたが、男性もおしゃれな方が多かったです。

 

ガリエラ美術館

閑静な住宅街が並ぶパリ16区にあるガリエラ美術館。

トロカデロ広場からも近く、パレ・ド・トーキョーやギメ東洋美術館もすぐ近くにあり、観光・文化施設が集まっている地域にあります。

 

ガリエラ美術館がオープンしたのは1895年。

当初は今のようなモード系の美術館ではなく、1977年から現在のような服飾専門の美術館になりました。
この時は musée de la Mode et du Costume de la Ville de Paris という名前だったそうです。

 

その後、1997年に musée de la Mode de la Ville de Paris に改名され、2013年に現在のPalais Galliera -musée de la Mode la Ville Paris- という名前になっています。

 

以前は特別展開催時のみ一般客を受け入れていて、その他の期間は閉まっていましたが、2021年からは常設展が設置され、いつでも美術館に行くことが出来ます。

また、2018年から今年5月に営業再開するまでは拡張工事のために長い間閉まっていました。

前を通るたびにいつ見ても閉まってる美術館だなぁと思っていたのですが、美術館の営業システムや工事のためだったんですね〜。

 

拡張工事にはシャネルが協力をしていて、「Gabrielle Chanel」という名のギャラリーが新しく作られました。
また、工事により展示面積はこれまでの2倍の広さになり、新しくブックストアとカフェレストランも作られました。

カフェレストランは大きなテラスを持つオープンカフェで、夏に太陽を浴びながら一杯飲むのにぴったりの雰囲気でした。詳しくは後で書きます。

ブックストアはたくさんのハイブランドのアートブックや写真集などが置かれていて、インテリアとして購入するのにもよさそうな本がたくさん並んでいました。

 

ガブリエル・シャネル展

ガリエラ美術館ガブリエル・シャネル展

▲ガブリエル・シャネル展

今回のガブリエル・シャネル展ではガリエラ美術館が持っているシャネルコレクションの他に、ロンドンのヴィクトリア・アンド・アルバート博物館、サンフランシスコのデ・ヤング美術館、チリのMuseo de la Moda、ベルギーのモード博物館や個人コレクションなど、世界中から集められたコレクションが展示されていました。

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▲シャネルコレクション

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▲シャネルコレクション

展示は地上階と地下1階の2フロアに年代別にコレクションが並んでいました。

ガブリエル・シャネルについての略歴もありました。
彼女はロワール地方のソミュールで生まれたそう。少し前にちょうどロワール地方へ旅行に行っていて、まさにソミュールの街も訪れていたので、あの街で生まれたのか〜なんて思いました。

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▲シャネルの香水・コスメコレクション

こちらは香水No°5のための展示室。

歴代のNo°5をはじめとする香水やコスメが展示されていました。

No°5が作られたのは1921年。100年近くも前の物とは思えないですね。全く色あせていない感じ。

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▲地下1階の展示

地下へ降りると、コレクションの年代が少し新しくなります。

まさにわたしが思い浮かべるシャネルのコレクションが並んでいました。

ガリエラ美術館ガブリエル・シャネル展

▲シャネルコレクション

スパンコールをふんだんに使った華やかなドレス。

どのコレクションも何十年もたっているとは思えない保存状態の良さでした。

▲シャネルコレクション

繊細なレースを使ったドレスも美しかったです。

華やかなドレスは見ているだけで気分が上がりますよね。

 

地下の展示室にはアクセサリーの展示もありました。
大ぶりで存在感のあるアクセサリーがたくさん並んでいました。カラフルな石をたくさん使った派手なコレクションには少し驚きました。

 

地下にはシャネルの衣装が使用された映像なども流れていて、当時の雰囲気も感じることが出来ました。

シャネルが生み出した、何年たっても色褪せないスタイルがすごいなと思いました。

 

カフェレストラン「Les Petites Mains」

美術館の営業再開と同時にレストランもオープンしました。

レストランは美術館の半屋外部分から庭のテラスへと続いています。 

レストランからはエッフェル塔も見えて最高のロケーションです。かなりオープンな空間で、美術館の南側に位置しているので日当たりも抜群、夏の暑い日はちょっと暑すぎるくらいかもと思いました。

 

ガリエラ美術館の庭は大きくはないですが、芝生がきれいでベンチもあるので、人が結構いました。日向ぼっこをしていたり、小さな子供連れの家族も多かったです。庭からレストランに直接入ることが出来ます。

 

料理は季節の野菜を使ったナチュラル志向のもので、ナチュラルワインなどもあるみたいです。

こちらからメニューをみることができます。  

 Les petites mains - Terrasse Restaurant Galliera Paris

 

今回は行かなかったのですが、次回は行ってみたいです。レストランだけ行くのもよさそう。

 

INFORMATION

ガリエラ美術館  (Palais Galliera)

特別展 GABRIELLE CHANEL. MANIFESTE DE MODE

期間:2021年7月18日まで

 

アドレス
10 avenue Pierre 1er de Serbie, 75116 Paris(Google マップ  
入場料
14€(予約必須。入場者数制限のために無料の方も予約が必要です。)
18歳以下無料
予約はこちらから
Paris Musées - Online ticket sales  
営業時間
美術館 火〜日曜日:10時〜18時
レストラン 毎日:11時〜20時30分
美術館夜間営業
木曜日・金曜日:21時まで
休館日
月曜日、5月1日、12月25日

 

最後に

たくさんのシャネルのコレクションを見ることが出来て、大満足の展示会でした。

エレガントで細部までこだわって作られた洋服たちを見て、新しいスタイルのファッションにチャレンジしたくなりました。

特に地下の華やかなドレスのコレクションは見ているだけで楽しくてウキウキしてしまいました。

 

このガブリエル・シャネル展が終了した後は、ガリエラ美術館初めての常設展が設置されるそうなので、それもまた見に行きたいと思います。

ファッション好きの人はぜひ行ってみてください。