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【コルシカ島観光】バカンスを満喫!コルシカ旅行記(その1)

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初めまして。ワーホリ・語学留学を経て、今はフランス人パートナーとパリに住んでます。夢は田舎に家を買って自分でリノベーションして暮らすこと!

以前の記事でもコルシカ島について書いたのですが、魅力がたくさんあって一度では伝えきれていないので、今回からわたしたちのコルシカ旅行記として、旅行の行程を紹介しながらコルシカの良さを少しづつ伝えていきたいと思います。

コルシカ島はあまり日本では馴染みがなく、知らない方も多いと思うので少しでもその魅力が伝わればと思います。

まず、コルシカ島ってどんなところ?というところから知りたい方はこちらの記事をどうぞ。

chaco11.hatenadiary.com 

2週間に渡る今回のコルシカ旅行は一度では書ききれないので、数回にわけてお伝えしていこうと思います。

日本では2週間もの長期休暇を取るってなかなか出来ないですよね。

でもフランスでは当たり前です。

学校もまた休みなの!?というくらいしょっちゅう長期休暇があるし、日本もそのくらい休みがあればなぁ、なんて思ってしまいます。

フランスの休暇の話しは置いておいて、旅行記その1は最初の滞在地、アジャクシオの話です。

この記事がこれからコルシカ旅行に行く誰かの参考になれば幸いです。。。!

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▲アジャクシオ

旅行概要

わたしたちのコルシカ旅行は15日間

アジャクシオからスタートして、内陸部で最も大きな街コルテ、さらに北上してカップ コルスからバスティア、サン フロラン、その後は海岸沿いに沿って進み、アジャクシオまで戻るという計画を立てました。

 ルートと訪れた主な街をマップにまとめてみました。

最初に特記することとしては次の4点です。

  • 車を現地でレンタル
    • コルシカ島は公共交通機関が少ないので車が便利です。
    • 運転はもちろんkéké(わたしのパートナー)。
    • 細い山道や崖沿いの道が多いので、運転には十分注意が必要です。
  • 飛行機はシャルル・ド・ゴール空港からアジャクシオ空港まで直行便
    • まわりの話を聞くと、バスティア空港を利用する人が多いみたいです。
    • アジャクシオもバスティアも都市の規模的にはほとんど変わらないので、旅行の出発地点としてはどちらでも変わりはないんじゃないかな、とわたしは思いました。
    • わたしたちは料金と出発時間を比べた結果、アジャクシオ空港を選びました。
  • ホテル等は全て予約済み
    • kékéはノープランで出発して現地で宿探しできるタイプの人間ですが、わたしは絶対ムリなので。
    • 予約にはAir bnbやほかの旅行サイトなど複数利用しました。
    • コルシカ島にはキャンプ場もたくさんあるので、キャンプもいいかなと思ったんですが、テントの持ち込みが必要だったりで諦めました。
  • 今回の旅行では島の南側は行かない!
    • アジャクシオより北の部分だけです。
    • 島の南にはボニファシオというわたしが一番行きたかった街があるんですが、計画にどうしても組み込めませんでした。
    • アジャクシオより北側にわりと大きな街がよっているので、ボニファシオのためだけに南下するのは時間ももったいないし運転も疲れるとkékéがいうので。
    • 運転してくれるのはkékéなのでここは我慢することに。

では次から旅行日程を見ていきます!

1日目〜3日目 : Ajaccio(アジャクシオ)

アジャクシオでの目的

主な目的は次の5点。

  • ビーチでのんびり
  • Sanguinaire(サンギネール)の夕日を眺める
  • コルシカビールを飲む
  • 街観光
  • オリーブの樹の森へ行く

  シャルル・ド・ゴール空港を出発!

飛行機の時間に遅れそうになりいきなりハラハラしましたが、無事にアジャクシオに到着。

アジャクシオはコルシカ島最大の都市。

とはいっても街の中心は徒歩で回れるくらいです。

空港から市内まではバスで10€ほどですが、わたしたちは予約したAir bnbのホストさんに10€で迎えをお願いしていたので、車でお家まで。

家は外国人地区(quartier des etrangers)にありました。

外国人地区は静かな住宅街といった感じの地区です。旧市街からは少し離れますが、ビーチまではすぐです。

コルシカ島は、イタリアに支配されていた時代もあったので、イタリアの雰囲気が混じっているのかなと想像していました。でもわたしはイタリアよりもどちらかというとスペインっぽいな〜と思いました。あくまでわたしの感覚ですが。

とにかくヤシの木と青い海で、バカンス!って雰囲気の街です。

初日はとりあえず市内をぐるっと回って、夜は旧市街でアペリティフと夕食。

アペリティフにはコルシカビールのピエトラとコロンバを選びました。

旧市街の夜はバーやビストロがたくさんの人で賑わっていました。

夜もたくさんの人で賑わう旧市街ですが、昼間の旧市街もカラフルな建物が並び細い道が走り、とってもかわいらしいです。

旧市街の観光名所と言えば、ナポレオンの生家  です。美術館として公開されています。

ナポレオンが生まれた家はあまり裕福ではなかったらしく、意外にもこじんまりした美術館でした。わたしたちは入りませんでしたが、たくさん観光客がいました。

旧市街の端に位置する市役所は、前がフォッシュ広場(Place Foch)という大きな広場になっていて、その辺りも雰囲気がよかったです。港が直ぐ側に見えるのと、大通りにつながっているので、にぎやかです。

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▲昼間の旧市街

  2日目、まずはビーチでのんびり

アジャクシオは街のすぐ目の前にビーチがあるのでとっても便利です。

さっそくビーチへと乗り出しましたが、ビーチには日陰がほとんどないので暑すぎて早々に退散。

何時間もビーチで日光浴したり本を読んでいる人がいるけど、どうやったらそんなに長時間ビーチにいられるのか不思議です。

その後は海沿いを散歩したり、昨日回りきれなかった中心地やマルシェに行ったりしました。

マルシェは市役所の裏手に、常設の屋内マルシェと屋外のマルシェの二つが並んでいます。

屋内マルシェには軽食なども食べられるお店も入っていて、軽いランチなどにも良さそうでした。

屋外は新鮮な野菜や、チーズ、コルシカの特産品であるハムなどの加工品がたくさんありました。

1日あればアジャクシオの主な名所は全て回れるかなと思います。

  サンギネールの夕日を眺めるためにバスに乗ってパラタ(Parata)へ

アジャクシオの最西端がパラタです。そしてその南西にある小さな島がサンギネールです。

パラタから夕日を見るとこのサンギネールが夕日で真っ赤に染まってキレイらしいというkékéの情報により、夕日を見に出かけました。

アジャクシオからサンギネールまではバスで向かいます。

アジャクシオから海沿いの道をずっと走っていくとパラタに到着です。途中にはいくつもビーチが見えました。

パラタはバスの終点なので迷わずいけます。パラタのバス停から夕日ポイントまでは少し距離があるので、時間に余裕を持っていく必要があります。

バス停近くには広い駐車場もあったので、車で来ても駐車に困ることはなさそうです。

パラタは有名な夕日ポイントらしく、たくさん人がいました。パラタにはハイキングコースもあるので、興味のある人はハイキングもいいと思います。

パラタは町というほどの場所でもなくて、みやげ物屋とレストランと夕日スポットがあるだけで、民家もほとんどありませんでした。

・  ・  ・

わたしたちはハイキングするほどの時間はなかったので、少し散歩して夕日を見るためにスタンバイ。

太陽がどんどん水平線に近づいていき、空が徐々にオレンジ色に。

太陽が沈む過程で、空の色が水色とオレンジ2色になり、そのコントラストがきれいでした。

わたしたちが期待していたようなサンギネールが真っ赤に染まった景色は見られませんでしたが、最後は空がオレンジに染まってキレイでした。

最高の夕日には天候なども関わってくるので、その日は条件が揃っていなかったのか、kékéの情報が間違っていたのかはわかりませんがこんな夕日が見られました。⬇

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▲パラタからの夕日

  アジャクシオ最終日

朝、空港までレンタカーを取りに行って次の目的地コルテに向かって出発です。

アジャクシオ市内では車は必要ないだろうと考えて、レンタカーはアジャクシオ最終日に予約してありました。

kékéが一人で車を取りに行ってくれたのですが、レンタカーの受付はすごい行列だったそうです。

おそらく偶然にも飛行機の到着時間と同じ時間に空港についたために、飛行機を降りてすぐレンタカーを借りる人と一緒になってしまったようです。

街なかでは渋滞もなくそれほど観光客がいるようには思いませんでしたが、やはり9月でもコルシカは観光客が多いんだなと思いました。

・  ・  ・

アジャクシオを離れる前に、中心地から少し離れたところにあるオリーブの樹の森に寄りました。ただのオリーブの樹ばかりの森なので、ほとんど人はいなかったです。

ナポレオンが保養地として利用していた家があるらしいのですが、見つけられませんでした。

オリーブの木は、くねくねした枝と少し葉っぱの色が薄めなのが南国感あるな〜と思いました。

オリーブの木というとお洒落なカフェなんかに大きめの鉢植えで置いてあるイメージしかなく、こんな大きな木、しかもこんなにたくさん森になっているところは初めて見ました。

日影でちょうど涼しく、木もれ日の光が気持ちよかったので、少しだけのんびりお散歩をして、それからコルテに向かいました。

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▲オリーブの樹の森

やりたかったけど断念したこと

  コルシカ電車に乗ること

コルシカ島唯一の電車、コルシカ電車。

アジャクシオ、バスティア、カルビを結んでいます。

主に山間部を走る電車で、交通手段としてだけではなく、自然豊かな島の景色を眺められることで人気なんです。

でも電車の本数がとっても少ない!

どうにかアジャクシオ滞在中にコルシカ電車に乗れないかと考えましたが、とにかく本数が少ない。

アジャクシオ滞在は3日間ですが、3日目の午前中に街を離れるので、実質2日間です。

アジャクシオ市内でやりたいこともあるし、せかせかした旅行にはしたくないということで、時間の融通がきかないコルシカ電車は断念しました。

これは次回のコルシカ旅行でやりたいことの一つです!

まとめ

コルシカ旅行記(その1)はここまでです。

アジャクシオの1番のポイントはビーチが目の前にあることかなと思いました。やっぱり地中海に来たらビーチは欠かせないので。

個人的にはカラフルでかわいい雰囲気の旧市街が気に入りました。

他の大きな街と比べるといい意味で観光地感があまり強くないかなとも思いました。

でもわたしたちは9月に行ったのと、コロナの影響でいつもより観光客は少なかったはずなので、普段のバカンス時期はどんなふうなのかは分かりません。

kékéが言うには7・8月のコルシカはとにかくどこも渋滞、渋滞、渋滞だよ!とのことですが。

それからすごく治安がいい!パリと比べると同じフランスとは思えません。

コルシカ旅行全体を通じてですが、危険を感じることがありませんでした。ホームレスや物乞いも見かけませんでした。

普段パリでは多少なりとも気を張って生活をしていたり、ホームレスを見るたびにわたしには何もしてやれないと悲しいような申し訳ないような気持ちになりますが、コルシカでは本当にリラックスして過ごすことが出来ました。

次回は次の目的地、コルテでの話を書いていきます。