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【コルシカ島観光】バカンスを満喫!コルシカ旅行記(その2)

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初めまして。ワーホリ・語学留学を経て、今はフランス人パートナーとパリに住んでます。夢は田舎に家を買って自分でリノベーションして暮らすこと!

コルシカ旅行記(その2)です。

ここでは2つ目の滞在地、コルテ(Corte)の話を書いています。

 

コルシカ旅行全体の概要についてはこちらをどうぞ。

【コルシカ島観光】バカンスを満喫!コルシカ旅行記(その1)  

 

 

 

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▲レストニカ渓谷

3日目〜6日目:Corte(コルテ)

コルテでの目的

 

  • ハイキング①:レストニカ渓谷

  • ハイキング②:ニノ湖 

 

コルテは内陸部にありハイキングの拠点となる街なので、もちろん目的はハイキングです。街には大学があるので学生の多い街でもあります。

滞在して感じたことは、他の街と比べると物価が安いということです。アペリティフくらいだとけっこう安く済みます。
学生の街だからかもしれません。

コルテの街自体は小さいです。わたしたちが予約した宿は街の中心部だったのですが、中心部は石畳の細い道ばかりでたどり着くのに少し苦労しました。

街の中ではあまり観光するような場所もないので、本当にハイキングメインになります。

街の中で訪れるとしたら、コルシカ美術館  と展望台ですね。どちらも中心地から遠くないので、時間があれば行ってみるのもいいと思います。 

アジャクシオからコルテへの道中

アジャクシオからコルテに向かう途中で、休憩がてら川に寄りました。予定はしていなかったんですが、車で簡単に行けそうなところがあったので、寄ってみたらこれが正解でした!

人はいないし、川の水もすごくキレイ!

川は浅くて大きな岩がゴロゴロしているので、水着やサンダルの用意がなくても岩を渡って進んでいけます。いい感じの木陰を探して、用意しておいたサンドイッチを食べて昼休憩。
足を水につけて涼みつつ身体をほぐします。日向に座っていれば、濡れた足もすぐに乾きました。

海のようにベトベトとしないし、木陰で涼めるのでかなり快適にリフレッシュできました。

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▲コルテに向かう途中で立ち寄った川

個人的には、コルシカでは海より断然川派です!ビーチは日光をもろに浴びるので体力の消耗が激しくて。。。

また良さそうな川があったら寄ろう!と決めて、車に戻りコルテへ向かいました。

コルテ到着!

コルテ初日は、観光案内所に行ってハイキングのための情報収集

事前にいくつかハイキングコースの目星は付けていましたが、天気やハイキング初心者であることを話してアドバイスをもらいました。案内所の人は地元の人らしく、コースについても詳しく、駐車場やスタート地点までどうやって行くか、詳しく説明してくれました。

距離も短く初心者向けのレストニカ渓谷と、それより難易度は上がりますが景色がステキなニノ湖までの2つのハイキングコースに決めました。

コースが決まったら、夜は街のバーでアペリティフをして夕食は部屋で作って食べました。

旅行中は食事時間が不規則なせいか疲れているせいなのか、夜あまりお腹が空かないことも多いわたしたち。部屋で簡単なものを作って済ませることも多いです。

レストニカ渓谷

コルテ2日目。

朝6時に起きて7時にはレストニカ渓谷に向けて車で出発しました。

わたしはもっと遅く出発してもいいんじゃない?と思ったんですが、kékéがどうしてもというので頑張って早起きしました。

コースはムロ湖を経由して、カピテロ湖に向かうコースです。ムロ湖までは1時間半ほど、そこからカピテロ湖までは45分ほどです。

帰りはもと来た道を戻ります。

コースのスタート地点には駐車場があり、係の人に駐車料金6€を払います。

 

わたしにとってほぼ初めてのハイキングスタート!

 

コースは木や岩に黄色く目印がつけてあり、それに沿って進んでいきます。道はわかりやすいので迷うことはありません。

最初はなだらかなコースで視界も開けているので、景色を楽しみながら進んでいきます。

2箇所ほどはしごを登らないといけない場所があり、そこだけ怖かったですが、ほかは問題なく歩けました。

はしごは短いんですがほぼ垂直で、周りも急な場所なのでちょっと怖気づいてしまいました。わたしのうしろにいたおばちゃんが「大丈夫よ。わたしがここにいるわよ!」と声をかけてくれて、頑張って登れました。優しい🥺

最初の目的地、ムロ湖に到着。こんな感じです。

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▲ムロ湖

朝早く出発したかいあって、キレイな水鏡写真が撮れました!帰り道ではすでに波が立っていて水鏡写真は撮れなかったので、朝早く行ったおかげだと思います。

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▲ムロ湖の水鏡写真

ムロ湖からカピテロ湖までは遠くありません。遠くから道のりを眺めると険しそうに見えますが、実際登るとそれほどではないので心配いりません。

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▲ムロ湖からカピテロ湖へ行くにはこの山を超えます

ムロ湖までの道のりよりは少しハードな道を歩いてカピテロ湖に到着。

カピテロ湖はこんな感じ。

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▲カピテロ湖

写真ではわかりにくいですが、高い位置から湖を見下ろす感じになっています。近くまで降りていくことも出来るみたいですが、帰り道のために体力を温存しておきたいわたしはパス。

反対側にはムロ湖も見えます。

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▲カピテロ湖から見るムロ湖

こんなに高いところまで歩いてきたのかと思うと自分でびっくりしてしまいます。

晴れていて空が本当にキレイで、遠くの山までよく見えました。

 

景色を存分に楽しんでから山を下りました。

帰り道は登ってくる人とたくさんすれ違いました。中には赤ちゃんを背負って登っている人や小さな子供連れの家族もいてびっくり!いくら初心者向けコースでもわたしは無理かも〜と思いました。すごいチャレンジ精神ですよね。

帰りはくだりなので行きよりは楽チン。

何時頃だったか忘れましたが、おそらく13時か14時には駐車場に戻ってきました。わたしたちが帰るときでも今から車を停めて登山に出発する人がけっこういました。 

 

駐車場は広くないので朝早く行って本当に良かったです。朝わたしたちが着いたときはまだ駐車場はガラガラでしたが、ハイキングを終えて帰るときには駐車場はいっぱいで、みんな道路沿いに車を停めて遠くからスタート地点まで歩いていました。

山間部では夏は夕立ちも多いので、朝早く出発するのがオススメです!

駐車場も空いているし人も少ないので、他の人のペースに惑わされずに自分のペースで進めます。 

 

レストニカ渓谷は距離もそれほど長くないですし、道も険しくないので、初心者の方には本当にオススメです!

ハイキングに慣れている方には物足りないかもしれませんが、普段あまり運動をしていなくて体力に自信のない方でもやりきれると思います。

せっかくコルシカ島に行くならハイキングしてみたいけど、、、と迷っている方はレストニカ渓谷にぜひ挑戦してほしいです。

 

わたしはジョギング用のレギンスとスニーカーにボディバッグという完全な軽装でしたが、他の人はほぼみんなハイキング用の靴と服装でした。いくら難易度の低いコースでも、登山靴くらいは用意すればよかったかなと思いました。
ジョギングスニーカーでも問題なかったですが、足への負担や安全性の面では登山靴がいいかもしれません。

 

ニノ湖 

コルテ3日目。

ハイキング2日目も朝早く出発です。

最初に言っておくと、ニノ湖は全体的にコースがわかりにくかった!

まさかのスタート地点から迷ってしまいました。

駐車場には小屋のようなものがありましたが、誰もおらずここがスタート地点なのかもわかりません。

とりあえずニノ湖を指す標識はあるので歩きはじめましたが、目印の黄色が全然見つからない!
道らしいところを適当に歩き続けてけっこう時間が経ったところでやっと黄色の目印を見つけました。

やっと正しいコースにたどり着きましたが、この後も何度か目印を見失いました。

前半はずっと森の中を歩いていきます。木が多いせいで目印が見つけにくかったかもしれません。

 

そして、、、森を抜けて少し歩いたところで完全に目印を見失いました!

 

目印を探しているうちにけっこう危ないところに入り込んでしまって、もう帰りたいと思いましたが、帰ろうにもこのゾーンを抜け出さないといけない。

ちょっと難易度が高いコースだから、こんな険しい道もありえるかと思っていましたが、後から思うといくらなんでも険しすぎると思う場所でした。

けっこうな時間、ここで迷っていました。

全く目印が見つからずもう泣きたいくらいの気持ちでしたが、遠くで人の声が聞こえて、それを頼りに元のコースに戻ることが出来ました!

 

人の声が聞こえたときは本当に安心しました。
それまでほとんど人とすれ違わなかったので、道を聞くことも出来ず、不安に思いながらも進んでいたんですが、ここから急に他のハイキング客が現れだしました。

どうやらわたしたちはかなりコースから離れたところにいたみたいです。

他の人はどうやって迷わず来れたのか、本当に不思議です。

 

道に迷ったことでかなり体力と気力を消耗して、残りの道のりはかなり長く感じました。

実際、残りの道はなかなか急で、登っても登ってもニノ湖にたどり着かず、苦しかったです。

ニノ湖は山の窪んだところにあり、すれ違う人には、この山の後ろがニノ湖だよ、もうすぐだよ、と言われるのですが、登っても登っても次の山が現れてくる。。。

わたしの中では5個ほど山を超えてやっとでニノ湖が見えました(笑)

こんな感じ。

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▲ニノ湖

遠くまで平らな土地が続いていて、動物もいてなんてのどかな景色。ここまでなかなか険しい道だったので、やっとで!という気持ちでいっぱいです。

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▲ニノ湖

湖の近くでご飯を食べて休憩。

遠くから見るととっても素敵な景色ですが、湖に近づいていくとそこらじゅうに牛のフンがあって、ご飯を食べる場所を探すのに苦労しました(笑)

湖はけっこう大きくて一周するには時間も体力もないので、半分ほど周って帰り道へ。

帰り道は下り道ということもありますが、道順がわかっているだけで行きと比べると全然難易度が違うように感じました。帰り道は最後まで黄色の目印を見ながら帰ってきました。

 

レストニカ渓谷と比べると、ハイキング客の数がかなり少ないです。やはり難易度が高いからなんでしょうが、初心者でも登れないことはありません。途中からはけっこう急な道が続くので、チャレンジコースという感じです。

とにかく目印がわかりにくいので、よーく探して目印に沿っていくのが大事です!

 

翌日、コルテ最終日。次の目的地カップコルスに向かって午前中に出発しました。

まとめ

コルシカ旅行記(その2)はここまでです。 

コルシカ島はハイキングで有名なだけあって、その景色は本当にステキでした。わたしは最初ハイキングにはあまり乗り気ではなかったですが、行って本当に良かったです。自然の中を歩くって気持ちがいいですね。手つかずの自然が残るコルシカ島だからこそです。

ニノ湖に関してはなかなか苦労しましたが、それも思い出です。

コルシカ島に行くなら、ハイキングは本当にオススメです!

コルシカ旅行記(その3)ではカップ コルスについて書いていきます。

お楽しみに。