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フランス人に人気のバカンス先、コート・ダジュール!観光で訪れたい街を紹介

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初めまして。ワーホリ・語学留学を経て、今はフランス人パートナーとパリに住んでます。夢は田舎に家を買って自分でリノベーションして暮らすこと!

フランス、コート・ダジュールといえばフランス人にとっては定番のバカンス先。海外からもたくさんの観光客が訪れます。

地中海の青い海とカラフルな家が並ぶコート・ダジュールの街は、一度は行ってみたいと思いますよね。

フランスに住んで5年ほどになりますが、先日初めてバカンスでコート・ダジュールへ行ってきました!

これからしばらくはこのブログで、コート・ダジュールでわたしが行った街や観光におすすめの場所などを紹介していきたいと思います。

わたしはコート・ダジュールと、少し内陸の山にある村などもいくつか訪れたのでそちらも一緒に紹介していきます。

まずはコート・ダジュールへの行き方から!

コート・ダジュール、マントン

コート・ダジュールへの行き方

コート・ダジュールの街といえば、まず思い浮かぶのはニースです。

観光の目的によっては、他の行き方もあると思いますが、ニースを起点として観光スケジュールを組む方が多いかと思うので、パリからニースへの行き方をご説明します。

パリ ↔ ニース

パリからコート・ダジュールへ行く場合は、飛行機でニースまで飛び、ニースでレンタカーを借りたり、電車で他の街を回るのが基本となります。

パリ ↔ ニースは飛行機では1時間半ほど。

TGV(日本で言う新幹線)でも行けますが、6時間以上かかってしまうので、飛行機を利用する人がほとんどです。

また、パリや他のヨーロッパの街からニース行きのチケットを予約したい場合にはこちらのサイトが便利です。

Omio:ヨーロパ交通予約サイト

バス、電車、飛行機などヨーロッパの交通チケットが日本語で予約できます。

ヨーロッパ中のあらゆる交通機関を網羅しているので、交通手段による比較も簡単で便利ですよ。

イージージェットはもう格安じゃない?

わたしは格安航空といえばイージージェットを思い浮かべるのですが、今回のバカンスのために飛行機を探していて、びっくりしたことがあります。

パリ ↔ ニースで最も安いのはやはりイージージェットだったのですが、ネット予約の機内持込み手荷物の項目を見てびっくり。

機内持ち込みできる手荷物のサイズが小さくなっている!

荷物を預けると、到着先の空港で荷物受取りに時間が取られるのが嫌で、わたしは機内に持ち込める範囲の荷物に収まるようにしています。

でも、イージージェットの手荷物サイズではとても2週間分の荷物を詰められません。

イージージェットの手荷物サイズは、45 x 36 x 20 cm

2021年2月10日からこのサイズに変更になっているようです。

手荷物を預けるにも追加料金がかかってしまうし、これなら他の航空会社で手荷物を持ち込んだ方が安く済んで荷物受け取りの時間もかからない、ということで、今回はエールフランスで往復チケットを買いました。

コロナの影響もあるのかな〜と思いつつも、格安航空のはずのイージージェットが最終的にエールフランスより高くなってしまうとは…

ちなみにエールフランスの手荷物持込可能サイズは、55 x 35 x 25 cmです。

国内旅行では、荷物を機内持込みできる量に収める方も多いと思います。イージージェットを予約される場合はみなさんも注意してくださいね。

でも、手荷物サイズが指定されている割に、搭乗前に大きさのチェックなどしないのはどうしてなの?と思うのですが、仕組みを知っている方がいたら教えてほしい。

もし「荷物が大きすぎます。」と言われたらどうしようと思って、毎回緊張するのはわたしだけ?

それから飛行機の機内でのこと。

確かイージージェットでは飲み物などのサービスが有料だったと思うのですが、久しぶりにイージージェット以外の飛行機に乗ったのと、飛行機自体も久しぶりだったので、1時間半の短いフライトでも飲み物とクッキーなどのお菓子が一緒に提供されて、おぉ!ってなりました。

コート・ダジュールってどこからどこまで?

コート・ダジュールとは、だいたいトゥーロンからイタリアとの国境までの地中海沿岸の街を指します。

ニースを思い浮かべる方が多いかと思いますが、ニース以外にもすてきな街がたくさんあります。

代表的なものだと、サントロペ、マントン、カンヌ、などでしょうか。

わたしはレンタカーを借りましたが、海岸沿いに電車が走っているので、車なしでもいろんな街を回れそうです。

実際わたしも、エズ村とモナコ、マントンはニースから電車とバスを使って日帰りで行ってきました。

観光におすすめの街

ここからは観光におすすめの街を紹介していきます。

たくさんあるので、詳細はそれぞれ別の記事で紹介するとして、ここではざっくりまとめたいと思います。

たいていの街には、街の中心地とは別に、古くからの街並みが残る旧市街が存在しています。旧市街は、他のエリアよりも南仏らしいかわいい建物や景色が見られる人気の観光エリアなので、ビーチの雰囲気などと合わせて注目したいポイントです。

 

ニース(Nice)

ニース

まずはニースです。

バカンスに行ったときは知らなかったのですが、ニースは今年2021年から世界遺産に登録されています。

ニースの人気スポットは、ビーチ沿いに5kmも続く遊歩道「プロムナード・デ・ザングレ」や細い路地が走る旧市街、街を一望できるキャッスルヒルなどがあります。

ニースの旧市街

▲ニースの旧市街

モンボロン公園から見たニース

▲キャッスルヒルから見たニース

街の目の前に広いビーチがあり、海も街観光も楽しめます。

わたしはシャガール美術館しか行きませんでしたが、他にもマティス美術館やマセナ美術館、近代現代美術館など、文化施設もたくさんあります。

モナコ(Monaco)

モナコ

▲モナコの港とモンテ=カルロ地区

タックス・ヘイブンのひとつであるモナコには世界中から億万長者が移住しており、モナコ人よりも外国からの移住者のほうが多い都市国家となっています。

観光地としては、モナコ=ヴィルと呼ばれる高台にあるエリアや、カジノがあるモンテ=カルロ地区などが有名です。

モナコの整った街並み

▲モナコの整った街並み

わたしは数時間しか滞在しませんでしたが、モナコの街はゴミなどがまったく無くてとにかくきれい!治安もとてもよく、そこら中に警察官がいるので安心して観光できます。

マントン(Menton)

マントンの港とビーチ

▲マントンの港とビーチ

コート・ダジュールの一番東側にある街がマントンです。

ニースほどではありませんが、わりと大きな街で、ビーチも広くてきれいでした。

マントンの旧市街

▲マントンの旧市街

マントン、旧市街からの眺め

▲旧市街からの眺め

 

街は旧市街がすごくかわいくて、散策におすすめ!

カラフルな建物の間を、細い路地が迷路のように入り組んでいて歩くだけでワクワクします。訪れた中で一番好きな旧市街です。

カンヌ(Cannes)

カンヌのビーチ

▲カンヌのビーチ

カンヌといえばカンヌ国際映画祭ですよね!

テレビでよく見る、レッドカーペットの上を豪華な映画スターらが歩く、その会場を見てきましたが、正直、かなりがっかりスポットでした(笑)

カンヌ国際映画祭の会場

▲カンヌ国際映画祭の会場

映画祭会場は、今回のバカンスで一番期待ハズレというか、思ってたのと違う…という観光スポットでした。

テレビでは映画スターの衣装などにスポットライトがあたりがちなので、会場自体に注目したことがありませんでしたが、こんな殺風景な建物だとは…。

凝った装飾の歴史ある建築物なわけでもなく、近代的な新しい建物なわけでもなく、絶妙に中途半端な建物でした。

でも街なかや旧市街は活気があり、やはり観光客も多かったです。

中心地はハイブランドのショップも並んでいて、ショッピングの街という感じでした。

サントロペ(Saint-Tropez)

城塞から眺めたサントロペの街

▲城塞から眺めたサントロペの街

お金持ちのリゾート地として有名なサントロペ。

それほど大きな街でないのにも関わらず、ハイブランドのショップやアートギャラリーなどがたくさん並び、港沿いにはテーブルに白いクロスがかけられたシックな雰囲気のレストラン。

これはたしかに他のコート・ダジュールの港街とは少し雰囲気が違うな、と感じました。

サントロペ、港沿いのレストラン

▲港沿いのレストラン

サントロペのショップ、店構えやデコレーションもおしゃれ

▲ショップの店構えやデコレーションもおしゃれ

飲食店の値段設定も少し高いように感じましたが、街はすごくカラフルでおしゃれで、街並みだけを見れば、バカンス中訪れた街で一番好きかも。

エズ(Éze)

エズ村。植物園からの眺め

▲植物園からの眺め

エズはニースから車で30分ほどのところにある、山の上の小さな村です。

海沿いの街とはまた違った田舎の雰囲気が観光客に人気の村です。

エズ村の細い路地

▲エズ村の細い路地

山の上にあるので、村の中は坂を上ったり下りたり勾配のある道が続いています。南仏の小さな村らしく、石造りの家やアトリエなどが並んでいてとってもかわいかったです。

インスタでもいろんな人のエズ村の投稿を見ていたので、かわいい村なんだろうと想像していましたが、期待以上のかわいさでした!

ニースからはバスで訪れることも出来てアクセスもいいので、ぜひ行ってほしいです。

村の中には植物園があって、サボテンなどエキゾチックな植物が植えられています。植物園は絶景スポットでもあるので、観光にかなりおすすめの場所です。

アンティーブ(Antibes)

アンティーブの街並み

▲アンティーブの街並み

アンティーブはニースとカンヌの間に位置する街です。

人気観光スポットはなんといってもピカソ美術館です。ピカソ自身がアトリエとしてその一部を使用していたお城が、ピカソ美術館となっています。

美術館には絵画や彫刻の他に、陶器のお皿が展示されていました。パリにもピカソ美術館がありますが、陶器は見たことがなかったので印象的でした。

街並みはカラフルでかわいくて、飲食店も多く賑やか。個人的にはけっこう好きな街です。

街の目の前のビーチは小さいので、海よりも街観光向けの場所です。

フレジュス(Fréjus)

フレジュスの街の様子

▲街の様子

フレジュスは少し内陸部分の中心地と、ビーチや港があるポール・フレジュス(Port Fréjus)と2つのエリアに分かれています。2つのエリアは徒歩で30分ほどの距離があります。

街はカラフルで可愛らしかったですが、バカンスシーズンを終えると観光客がいなくなり少し静かな印象。

他の街は9月でも思ったより観光客がいましたが、フレジュスはあまりいませんでした。

ポール・フレジュスは港にたくさん船が泊まっていて、港沿いに1階が飲食店などになっているレジデンスが並んでいます。

観光するほどの場所ではありませんが、少し大きな港でおしゃれな作りなので、思ったより人がいました。

サン=ラファエル(Saint-Raphaël)

サン=ラファエルのビーチ

▲サン=ラファエルのビーチ

サン=ラファエルはフレジュスの隣の港町です。

街は小さな旧市街とバジリカがありますが、他はこれといって見どころはありません。旧市街は本当に小さかったです。

ビーチ沿いには出店が並んでいて人通りも多く、街なかより断然賑やかでした。地域の人が海水浴に来る街、という感じの場所です。

ガッサン(Gassin)

ガッサン、レストランが並ぶ通り

▲レストランが並ぶ通り

ガッサンはサントロペ近くの山の上にある村です。

フランスの最も美しい村にも登録されています。小さな静かな村ですが、いくつかレストランもありました。

わたしが行った日は曇っていたのでイマイチでしたが、サントロペ湾を見渡せる場所にあります。

車でコート・ダジュールを回るのであれば、休憩がてら寄ってみるといいと思います。

イエール(Hyères)

イエール旧市街

▲イエール旧市街

コート・ダジュールの一番西側にある街、トゥーロンから車で30分ほどのところにあるのがイエールです。

わたしはイエールの街はサクっと一周しただけですが、わりと大きめの街です。

旧市街のメインストリートから広場まではたくさんのショップやレストランが並び、人通りも多いですが、大通りをはずれると一気に静かになります。

わたしが楽しみにしていたのは、イエールの街ではなくイエール沖にあるイエール諸島です。イエール諸島はイエールの街に属しています。わたしは3つの有人島のうち2つを訪れました。

国立公園にも指定されているイエール諸島は、自然が豊かで、コート・ダジュールとは一味違うバカンスを楽しめます。

イエール周辺の街から日帰りで行ける地中海のイエール諸島は、とってもおすすめのバカンス先なので、別の記事で詳しく書きたいと思います。

グリモー(Grimaud)

グリモーは時間がなくて行けなかったので詳しくはわからないのですが、わたしが行ってみたかったのはポール・グリモー(Port Grimaud)という、グリモーの港です。

ヴェネチアをモデルにして作られたという港は、運河が張り巡らされていて、地図で見るとよく分かるのですが、本当にヴェネチアのような入り組んだ運河の街になっています。

その中には2400以上の住居があり、2000以上の船が停泊しているそう。

わたしはコート・ダジュールにバカンスに行くと決めて、いろいろ調べるまではグリモーという街があることすら知りませんでしたが、年間500万人以上の観光客が訪れる人気の場所だそうです。

グラース(Grasse)

グラース旧市街

▲グラース旧市街

グラースは香水の街として有名です。

街の中にはフラゴナールなどたくさんの香水ショップや香水に関わる美術館がありました。

南仏の雰囲気たっぷりの旧市街はとてもかわいくて、海から離れているのでビーチなどはありませんが、街をブラブラするだけで楽しめます。

街に並ぶショップも、かわいい雑貨や石鹸、スキンケアグッズのお店が多く、女子旅にぴったりの街だな〜と思いました。

グラースも個人的には大好きな街です。

最後に

今日はコート・ダジュールで人気の街をざっくりと紹介しました。

次回以降は、私が特に気に入った街や、今回は紹介していない内陸部の村や街も紹介していきたいと思います。