ニースから日帰りできる!フランス、コートダジュールの小さな村
chaco
初めまして。ワーホリ・語学留学を経て、今はフランス人パートナーとパリに住んでます。夢は田舎に家を買って自分でリノベーションして暮らすこと!
そろそろ夏休みの旅行の計画を立てている方も多いのではないでしょうか。
今日は夏の旅行先として人気のコート・ダジュールにあるかわいらしい田舎街を紹介します。コート・ダジュールといえばニースが人気ですが、ニースから日帰りも可能な距離にあるので、ぜひニースと一緒に訪れてみてください。
フランス、コートダジュールの田舎街
今回紹介するのはコート・ダジュールのなかでも少し内陸部にある村です。海からは離れますが、どこもかわいらしくて絵ハガキにのっているようなすてきな雰囲気の村です。
ヨーロッパの田舎街が好きな方にはとってもおすすめなのでぜひ行ってみてください。
今回の記事ではコートダジュールの海岸沿いの街をメインに紹介しているので、ビーチを楽しみたい方はこちらをチェックしてください。
フランス人に人気のバカンス先、コート・ダジュール!観光で訪れたい街を紹介
美術館もおすすめ!サン・ポール・ド・ヴァンス(Saint-Paul-de-Vence)
最初に紹介するのはサン・ポール・ド・ヴァンスという、ニースから車で30分ほどのところにある村です。公共交通機関でアクセスするにはCagnes sur Merという街まで電車で行き、そこからバスに乗ります。車がないとちょっと不便なのですが、ここは今回紹介する村の中でわたしがもっともおすすめしたい村です。
城壁に囲まれた村の中心部は、外からは想像できないほどたくさんのお店が並んでいてとてもにぎやかなんです。みやげ物屋や雑貨屋などはもちろんですが、この村の特徴はたくさんのアーティストのアトリエやアートギャラリーが並んでいること。シャガールをはじめとする多くのアーティストがこの村に滞在した歴史が影響しているようです。
村の中は車がほとんど通れないような石だたみの小道ばかりで、どこを歩いても本当にかわいらしいです。わたしは9月にこの街を訪れましたが、夏のバカンス期を過ぎているにも関わらず、なかなかの人出でした。
もうひとつのこの村でぜひ訪れてほしいのが「Fondation Maeght」(マーグ財団美術館)です。村の中心から少し離れたところにある(といっても徒歩で行ける距離です)、自然に囲まれた近代美術館です。ジャコメッティやミロ、シャガールなどの作品が展示されています。庭にも作品が展示されているのでとても開放感のあるつくりの美術館です。
南仏の村というととにかくかわいらしいのですが、これといって見どころのない村もあります。そのなかでこのマーグ財団美術館のあるサン・ポール・ド・ヴァンスは、小さな村と思えないほどの見応えです。
村のかわいさといい、美術館のすばらしさといい、必ず満足できる場所です。
自然に囲まれたトンデ(Tende)
トンデはイタリアとの国境あたりにある小さな村です。この村へはニースから電車でアクセス可能です。夏の間だけ「Train des Merveilles」という、トンデまでのいくつかの小さな村に停車するガイド付きの限定電車が出ています。この電車、とってもよかったので、また詳しく別の記事で書きたいと思います。
トンデは自然に囲まれた小さな村で、ハイキングなども楽しめます。わたしは時間がなかったので、一番短いハイキングコース(たぶん2,30分のコース)を散歩しただけですが、空気がきれいでとても気持ちよかったですよ。街は入り組んだ作りの旧市街が迷路みたいで、歩き回るのが楽しいです。人が少ないのでのんびりできます。
トンデを訪れるなら、Train des Merveillesを利用して他の村と一緒に訪れるのがおすすめです。
香水の街グラース(Grasse)
香水の街として有名なグラースは名前を聞いたことのある方も多いのではないでしょうか。グラースへはニースから電車で1時間10分ほどで行けます。
グラースの街はカラフルでとってもかわいらしかったです。香水の街らしく、旧市街には香水のショップや、フラゴナールの美術館などがあります。美術館は無料なのでぜひ行ってみてください。おすすめです。街はいたるところにアンブレラスカイが設置されていて、かわいくてテンションが上ります。
最後に
今日紹介した街は海はないですが、かわいらしくて本当におすすめ。わたしがコート・ダジュール旅行で訪れた場所のなかでも上位に入るすてきな街です。ぜひ行ってみてくださいね。