モンマルトル散策のおすすめルート!ちょっとディープな場所をご紹介
chaco
初めまして。ワーホリ・語学留学を経て、今はフランス人パートナーとパリに住んでます。夢は田舎に家を買って自分でリノベーションして暮らすこと!
以前にもモンマルトル散策のおすすめルートをご紹介しましたが、今日はさらに時間をかけてじっくりモンマルトルを楽しみたい方のためにもう一つのコースをご紹介します!
- モンマルトル基本情報
- おすすめルート
- 1、ブランシュ駅からスタート
- 2、ムーラン・ルージュ
- 3、映画「アメリ」に登場したカフェ「カフェ・デ・ドゥ・ムーラン」
- 4、ルピック通りを左へ
- 5、ルノワールの絵画の舞台「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」
- 6、「壁抜け男」の銅像
- 7、ジュノ通り
- 8、ヴィラ レアンドル
- 9、「ダリダ」の銅像
- 10、風情あふれるアヴルヴォワール通り
- 11、ピンクの外観がトレードマークのレストラン「ラ・メゾン・ローズ」
- 12、モンマルトルのぶどう畑
- 13、モンマルトル美術館
- 14、テルトル広場
- 15、サクレクール寺院
- 16、長〜い階段モーリス・ユトリロ通り
- 17、たくさんの生地屋が並ぶ地区
- 18、マックス・フルニー素朴派美術館
- 19、サン・ピエール広場
- 20、アンヴェール駅
- 最後に
モンマルトル基本情報
モンマルトルの治安や基本情報については前回の記事でご紹介しているので、気になる方はそちらもチェックしてくださいね。
映画アメリの舞台、モンマルトルの丘の観光スポットとおすすめルート
おすすめルート
さっそくルートを紹介していきたいと思います。
今日ご紹介するルートも前回と同じくブランシュ駅からスタートです。
1、ブランシュ駅からスタート
地下鉄2番線のブランシュ(Blanche)駅で降りたら散策スタートです!
2、ムーラン・ルージュ
ブランシュ駅のすぐ目の前に赤い風車で有名なムーラン・ルージュがあります。
ムーラン・ルージュと言えばキャバレーですが、実はそれだけではないんです。
地下にはパリジャンにも人気のクラブがあり、風車に隠れた裏側にはおしゃれなカフェバーもあるんです。
詳しくは
キャバレーだけじゃない!パリジャンに人気のスポット、ムーラン・ルージュ
の記事で紹介しています。
観光客としてだけではなく、パリジャンに混じってパリを楽しみたい方はぜひ読んでください!
3、映画「アメリ」に登場したカフェ「カフェ・デ・ドゥ・ムーラン」
ムーラン・ルージュの脇のルピック通りを登っていくと、映画「アメリ」の撮影が行われた「カフェ・デ・ドゥ・ムーラン」が見えてきます。
アメリが好きな人には欠かせないスポットですね。映画の中で主人公アメリが食べていたクレームブリュレも食べることが出来ます。
このカフェがある通りはパン屋など飲食店やショップも多くにぎやかな通りです。歩いていてもとっても楽しいです。
4、ルピック通りを左へ
ルピック通りを登っていくとT字路に突き当たります。そこを左に曲がってさらにルピック通りを進んでいきます。右に行くとさらににぎやかなアベス通りへと入っていきますが、今回は左へ。
大きくカーブした道には可愛らしいショップが並んでいます。
5、ルノワールの絵画の舞台「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」
ルピック通りをそのまま進んでいくと、左手に青い外観のレストラン「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」が見えてきます。
ルノワールの絵画に「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」という作品がありますが、そのムーラン・ド・ラ・ギャレットがまさにこの場所なんです。
今はレストランになっていますが、以前はダンスホールがあり、当時近くに住んでいたルノワールがダンスホールに通いながら描いたのが「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」なんです。
ちなみに「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」はオルセー美術館で見ることが出来ます。
レストランは少しお値段は高めですが、接客も料理の味も評判のフレンチレストランです。
6、「壁抜け男」の銅像
ムーラン・ド・ラ・ギャレットの角を左に曲がって少し進むと、右手に小さな広場が見えてきます。
その広場の奥の壁に「壁抜け男」がいます。
「壁抜け男」とはマルセル・エイメの小説「壁抜け男」の登場人物です。その名前の通り、壁をすり抜けることが出来るという特殊な能力を持った男の物語です。
広場の名前は「マルセル・エイメ広場」と、小説家の名前を取っています。
壁抜け男がまさに壁をする抜けている瞬間の銅像を見ることが出来ます。面白いのでぜひ見てみてくださいね。
7、ジュノ通り
「壁抜け男」を背にしてジュノ通り(Avenue Junot)を進んでいくと、雰囲気が変わりモンマルトルの高級住宅街へと入っていきます。
大きなバルコニーなどが付いた瀟洒な造りのアパルトマンが並んでいます。
ここまで歩いてきたモンマルトルとは違った雰囲気が楽しめます。
次に紹介するヴィラ レアンドルと合わせて、個人的にはとってもお気に入りのゾーンです。
8、ヴィラ レアンドル
ジュノ通りを進んでいくと左手にヴィラ レアンドル(Villa Léandre)という小さな通りがあります。
ここは石畳の小道になっていて、両脇に並ぶアパルトマンも個性的でパリで見られる建物とはまた違った雰囲気のアパルトマンが並んでいます。
パリには一軒家はないと聞いたことがあるのですが、ここには一軒家のような家が並んでいます。
写真スポットとしてもおすすめです。
先は袋小路になっているので、景色を存分に楽しんだらUターンしてジュノ通りをもと来た方へ戻りましょう。
9、「ダリダ」の銅像
ジュノ通りを「壁抜け男」のある角まで戻ったら左に曲がります。
進んでいくと、大きくカーブしているところに「ダリダ」の銅像があります。
このダリダの銅像の胸に触ると幸せになれると言われていて、たくさんの人が触っているようで、胸のところだけ色が変わっています。みなさんもぜひ触ってください。
ダリダはエジプト出身のフランス人歌手です。フランスの国民的歌手として1900年代後半に活躍しました。
ダリダは25年間モンマルトルに住み、亡くなった後もパリのモンマルトル墓地に埋葬されています。
内部見学はできませんが、ダリダが住んでいた家もギャレット・ド・ラ・ムーランのすぐ近くにあります。
10、風情あふれるアヴルヴォワール通り
ダリダの銅像の通りをそのまま進むと、アヴルヴォワール通りに入っていきます。
ゆるくくねった勾配のある道の先にはサクレクール寺院が見えます。両脇には風情のある建物が並んでいて、ここも写真スポットとしておすすめです。
11、ピンクの外観がトレードマークのレストラン「ラ・メゾン・ローズ」
アヴルヴォワール通りの先にピンク色のレストラン「ラ・メゾン・ローズ」があります。
ピンクの壁と緑のドアや窓のコントラストが本当に可愛くて、ここも人気の写真スポットです。
観光客がたくさん通るので騒がしいかもしれませんが、テラス席でちょっとお茶をするのもすてきです。
12、モンマルトルのぶどう畑
「ラ・メゾン・ローズ」の角を左に曲がると、右手にぶどう畑が見えてきます。
パリで見られる貴重なぶどう畑です。
モンマルトルは以前はパリ郊外の農村で、ワイン造りも盛んだったそう。
第一次世界大戦後にぶどう畑は消滅しましたが、植樹により復活し、今でもワインが作られています。
ぶどう畑を眺めたら、レストラン「ラ・メゾン・ローズ」の方へ戻ります。
13、モンマルトル美術館
「ラ・メゾン・ローズ」を少し通り過ぎたところで左に曲がると、静かな小さな道に入ります。
この通りにモンマルトル美術館があります。
美術館の外観はシンプルで目立たず通り過ぎてしまいそうになりますが、中はベレール邸、ドゥマルヌ邸の2つの邸宅と、ルノワールの庭と呼ばれるすてきな庭園があります。
美術館はモンマルトルに関する歴史や作品を展示していて、モンマルトルに暮らした多くのアーティストの作品なども見られます。
ぶどう畑が見渡せるルノワールの庭にはカフェもあり、一息つくことも出来ます。
興味のある方はぜひ寄ってください。
14、テルトル広場
モンマルトル美術館を通り過ぎたら、右に曲がります。
そうすると、だんだん飲食店が並ぶにぎやかな観光地に入っていきます。
突き当りを右に曲がるとテルトル広場です。
このあたりは人も多くちょっとごちゃごちゃしているので、わたしはいつもは避けてしまうのですが、観光で来るなら一度は訪れたい場所です。
テルトル広場周辺からはサクレクール寺院がすぐ近くに見えます。にぎやかな雰囲気を楽しんだらサクレクール寺院に向かいましょう。
15、サクレクール寺院
白亜の寺院と呼ばれるサクレクール寺院は、近くで見るととても大きく美しく迫力があります。
寺院の中は無料で見学できるので、ぜひ入ってみてください。
天井画や礼拝堂など、見どころはたくさんあります。
また、有料にはなりますがドーム部分へ登ることも出来ます。
丘の上に立つ寺院なので、かなりの高さからパリを眺めることが出来ます。
ドームへのアクセスは階段のみなので、体力の残っている方はぜひ。
16、長〜い階段モーリス・ユトリロ通り
サクレクール寺院向かって右手に長ーい階段があります。
サクレクール寺院を違った角度から見られるので、ぜひこの階段を使って降りてみてください。階段自体も樹木に囲まれていてとっても雰囲気があります。
2つ階段を降りて広場まで出ると、右の方にさらに階段が続いているので、それをさらに降りていきます。
17、たくさんの生地屋が並ぶ地区
階段を降りると、生地屋が並ぶ問屋街に出ます。
生地や裁縫道具などが安く手に入ります。
裁縫や刺繍などに興味がある人にはかなり楽しめる場所だと思います。
18、マックス・フルニー素朴派美術館
問屋街の一角にマックス・フルニー素朴派美術館があります。
大きな建物なのですぐに分かります。
美術館の中にはカフェと本屋が併設されていて、美術館に入場しなくても利用することが出来ます。
建物の中は、天井が高くとっても開放的な空間です。
本屋にはアート系のものがたくさん揃っています。子供用絵本なんかもあって、見ているだけでも楽しいです。海外の絵本って可愛いですよね。
実はわたしはこの本屋には行きますが、美術館には入ったことがないんです。
展示はなかなか個性的なものばかりなので。。。気になる方はサイトでチェックしてください。
HALLE SAINT PIERRE | ART BRUT – ART OUTSIDER – ART SINGULIER
19、サン・ピエール広場
マックス・フルニー素朴派美術館からサン・ピエール広場はすぐです。
映画「アメリ」にも登場した広場です。
アメリ好きは必ず訪れたい場所です。広場のメリーゴーランドもかわいいです。
20、アンヴェール駅
サン・ピエール広場正面の道を下ると地下鉄2番線のアンヴェール(Anvers)駅に着きます。
この道はサクレクール寺院に向かう観光客がみんな通る道で、客引きなども多いので気をつけてください。
ここでおすすめルートは終わりです。
最後に
かなり盛りだくさんのコースになっていると思います!
モンマルトルの雰囲気が好きな方はぜひこのコースを回って、存分に楽しんでくださいね。