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パリの人気観光アクティビティ!セーヌ川ディナークルーズに行ってきた

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初めまして。ワーホリ・語学留学を経て、今はフランス人パートナーとパリに住んでます。夢は田舎に家を買って自分でリノベーションして暮らすこと!

先日、パートナーの家族と一緒にセーヌ川ディナークルーズに行ってきました。

セーヌ川クルーズはパリの人気観光アクティビティです。

パリ観光でセーヌ川クルーズを検討される方も多いかと思うので、どんな雰囲気なのか、なるべく詳しく書いていけたらな〜と思います。

 

個人的にセーヌ川クルーズは観光客向けのアクティビティかと思っていたので、パートナーの家族(フランス人)が行きたがるとは意外でした。

パートナーの家族はパリ郊外に住んでいて、パリに来ることはほとんどないので、やっぱりフランス人でも地方住まいの人はパリに来たら観光するのか〜と思いました。(当たり前か。わたしも地方生まれだから、東京行ったら観光したいもんね。)

 

とにかく、今回はパートナーの両親が予約をしてくれてディナークルーズに行ってきました。

なので、予約したコースの詳細なんかはわからないのですが、料理や船内の様子を書いていきたいと思います。

セーヌ川クルーズって?

セーヌ川クルーズは食事なしの観光クルーズと、ランチ付き、ディナー付きなどいろいろなコースがあります。

食事付きクルーズの場合はたいていL'île aux Cygnes(白鳥の島)からフランソワ・ミッテラン図書館の間を一周します。所要時間はクルーズ会社やコースによって少し差があります。

ちょっと調べてみたところ、バレンタインやクリスマスのイベント限定の食事プランもあるみたいです。

カップルでパリに来られる方に良さそうですね。

 

食事なしの観光クルーズは、ほとんどがエッフェル塔からサン・ルイ島までのセーヌ川を1時間ほどかけて一周します。

クルーズ会社にもよりますが、だいたいオープンデッキになっているので、天気のいい日はとっても気持ちが良くて、シャッターチャンスもたくさんあります。

橋の上や両岸から歩いている人が手を振ってくれるのが意外と嬉しい。

 

観光クルーズのポイントはなんといっても世界遺産をまとめて眺められること!

パリの世界遺産は「パリのセーヌ河岸」としてセーヌ河岸の建築物や橋などがまとめて登録されています。

なので、セーヌ川からは世界遺産がよく見えるんです。

観光メインで楽しみたい方は食事なしの観光クルーズのほうがおすすめです。

夜のクルーズは席にもよりますが、意外とシャッターチャンスがないのと、船内からはやっぱり反射とかもあって写真が撮りにくかったです。

 

わたしはずっと以前に、シテ島発着の観光クルーズに乗ったことがありますが、他の場所からも観光クルーズが出ています。

コースはほとんど変わらないと思うので、旅行の予定に合わせて利用しやすいクルーズを選ぶのがいいと思います。

こちらのページではいくつかあるセーヌ川クルーズがまとめられているので、発着場所やコースを比較することが出来ます。

  パリの世界遺産をセーヌ川から眺める!セーヌ川クルージング

ディナークルーズに出発!

わたしはデイナー付きクルーズは初めてでドキドキ。 家族みんな初めてだったみたいです。

私たちが参加したのはBateaux Parisiensのディナークルーズです。

クルーズ乗り場はエッフェル塔のふもとのセーヌ川。

エッフェル塔の近くのメリーゴーランドや売店のそばの階段を降りていきます。

たくさん船が並んでいますが、チケットに乗り場番号が書いてあるので、その番号が書いてあるところから船に乗ります。

私たちは5番乗り場でチケットのチェックを受けた後、別の乗り場へ行くよう言われ、少し離れたところの船に乗りました。

服装はどうすればいい?ドレスコードは?

予約後に届く確認メールには、“スニーカー・短パン不可”というような一文があり、あまりラフすぎる服装はよくないとのこと。

 

でも実際行ってみたら、スニーカーの人もたくさんいたし、かなりカジュアルな服装の人もいたので、実際はそこまで厳しくないようでした。サンダルも大丈夫です。

適さない服装だからといって入場を断られるようなこともないみたいです。

もちろんおしゃれしている人もたくさんいましたが、スーツで決めたり、ドレスアップすると逆に少し浮くかなと思いました。

日本人の感覚だときれいめカジュアルでも十分だと思いました。

船内の様子

船内は想像していたよりもカジュアルな雰囲気でした。

けっこう騒がしかったです。(笑)

ウェイターさんたちが忙しそうに動き回っていてちょっとドタバタした感じ。

でもみんなジョークを言ったり感じがよかったです。

 

私たちは6人だったので船内の中央のテーブルでした。

Bateaux Parisiensのサイトを見ると、料金によって座席が違うみたいです。

窓際の席は2〜4人テーブルしかなく、5人以上のグループは船内の中央部分か船の先頭部分の席です。

 

中央は家族連れなどのグループが多いので、余計に騒がしかったのかもしれません。

窓際の席はもっと静かで落ち着いているように見えました。と言っても、同じ空間なのでそこまで変わらないと思いますが。

窓際のテーブルには照明が置かれていてちょっとロマンチックな雰囲気。カップル向きです。

お楽しみの料理!夜景を楽しみながら

船は20時半出発ですが、フランスの夏はすごく日が長いので、船が出発するときは外はまだ明るかったです。

 

ディナーはフレンチのコース料理

食前酒と突き出しから始まって、前菜、メイン、デザートでした。

(料理内容は料金によって変わってきます。)

前菜、メイン、デザートはメニューの中から選べます。それぞれ3、4種類あったと思います。ベジタリアンメニューもありましたよ。

 

飲み物は、白がいい人〜?赤がいい人〜?みたいな感じで聞かれて、ウェイターさんが注いでくれます。こんなにカジュアルな聞き方ではなかったかもしれないけど(笑)、ウェイターさんはみんな気さくな感じでかしこまった感じではなかったです。

ワインの銘柄は最初から決まってるのかな?わたしはお酒は弱くて、銘柄とかもあまりわからないタイプなので、そのへんの記憶は曖昧です。(汗)

 

わたしは前菜にエスカルゴ、メインに魚料理、デザートにチョコムースを選びました。

エスカルゴは日本ではあまり食べないので好みが分かれるかも?

わたしはけっこう好きです。クセはなく、サザエやバイ貝みたいな感じです。

クリーミーなソースがおいしかったです。

グラスの空き具合を見て、ときおりウェイターさんがワインを注いでくれます。が、お酒が弱いわたしのグラスは全然空きません。(笑)

 

船はエッフェル塔ふもとから出発して東の方へ進みます。

アレクサンドル三世橋

▲アレクサンドル三世橋

出発してすぐにパリで一番装飾が豪華なアレクサンドル三世橋が見えてきます。

ほんのり水色の欄干に彫刻や金色の装飾がすごくきらびやかな橋です。

船の天井には骨組みや空調設備や照明のようなものがあるので、邪魔になってあまりいい感じに写真が撮れませんでした。

窓際の席だったらもっと写真も取りやすいだろうな〜と思いました。

そのあともコンコルド広場やオルセー美術館、ルーヴル美術館など、世界遺産に指定されている場所が次々と見えてきます。

コンコルド広場

▲コンコルド広場

セーヌ川から見ると建物全体が見えるのと、少し見上げるかたちになるので、どれほど大きな建築物であるかがよくわかります。

セーヌ河岸には20以上の世界遺産が並んでいるので、料理も冷める前に食べたいし景色も見たいしで、意外と忙しい。

ルーヴル美術館

▲ルーヴル美術館

料理の方は、メインのスズキもおいしかったです。

こちらもクリーミーなソースだったので、メインはお肉にすればよかったかなと思いました。

でも家ではあまり魚料理を食べないので、おいしいお魚が食べたくて…なのでほくほくの白身魚が食べられて満足です。

クリームソースとの組み合わせも最高でした。

 

夜のアレクサンドル三世橋

▲夜のアレクサンドル三世橋

いつの間にか外は暗くなっていて、オレンジの街灯がすごくきれいでした。

エッフェル塔のシャンパンライトが見えるかな〜と期待したけど、一回目は遠くに見えて、最後に船が到着してから下船の準備をしているときに見えただけでした。

シャンパンライトは、日が沈んでからの毎時00分から5分間です。

20時半から23時までのクルーズだったので、他にも見るチャンスはあったはずなのですが、食事に夢中で気づかなかったのか、見ることは出来ませんでした。

 

デザートはサイズが小さめだったので前菜とメインのあとでも完食できました。

チョコムースはけっこう甘めだったので、食後のコーヒーがぴったりでした。

コーヒーはノンカフェインも選べます。

 

正直、おしゃべりな家族の会話についていくのが大変であまり料理の味を覚えていないのですが、おいしかったです。

クラシックなフレンチだったので食べやすかったです。

量も少なくなく、かと言って食べきれないほどでもなくちょうどいい感じ。

家族もみんなおいしかったね、と言ってました。

 

船のコースはフランソワ・ミッテラン図書館のあたりまで行ってUターンします。 

フランソワ・ミッテラン図書館は4つの棟からなっていて、90°に開いた本を4つ立てて置いたような形の近代的な作りの建物です。

食事なしの観光クルーズの場合はサン・ルイ島までしか行かないので、ディナークルーズのほうがたくさんのパリの景色を見られます。

 

行きはまだ明るかったですが、戻るときは完全に夜なので、また違った景色が楽しめました。

夜のエッフェル塔

▲夜のエッフェル塔

船の中も照明の効果で少しロマンチックな雰囲気になります。

ライトアップされた橋をくぐり、街灯に照らされた世界遺産を眺めながら、船はエッフェル塔へと近づいていきます。

そして、エッフェル塔を通り過ぎL'île aux Cygnesをぐるっと回って、出発地点のエッフェル塔へと戻ります。

L'île aux Cygnesは長細い散歩道のような島で、島の端には自由の女神像が立っています。

自由の女神像

▲自由の女神像

2時間半はけっこう長いかな〜と思いましたが、いつのまにかエッフェル塔がすぐ近くに見えていてびっくり。

特に夜景を眺めながら食事できる後半は時間が早く感じました。

やっぱりパリの夜景はすてきで、ポーっと眺めていたくなります。

オレンジ色の街灯がいいですよね。ボワッとした明かりの中に歴史ある建物が浮かび上がって映画の世界のようでした。

 

久しぶりに家族で集まったのでなかなかおしゃべりが終わらず、ほぼ最後に下船。

おいしいご飯ときれいな夜景で楽しい夜になりました。

最後に

服装の指定があったりしてもっと落ち着いた雰囲気なのかと想像していましたが、思ったよりもカジュアルな雰囲気のディナークルーズでした。お子さんのいる家族連れでも楽しめます。

ちょっと騒がしいのでロマンチックさには欠けるかなと思いますが、気負わずにフレンチを楽しみたい方にはちょうどいいと思います。

同じBateaux Parisiensのディナークルーズでも船の先頭部分の座席のコースを選ぶと料金が倍ほども違ってくるので、こちらはまた違った雰囲気なのかもしれません。

他のクルーズ会社がどんな雰囲気かわからないのでなんとも言えませんが、もしロマンチックなディナークルーズを探している方は他のクルーズ会社も見てみるといいと思います。

 

夏は日が長いのでいいですが、冬はすぐ暗くなるし寒いので、暖かい場所で食事とともに夜景を楽しめるディナークルーズはよくよく考えると冬にピッタリのプランでは!?と思いました。

クリスマスなどをパリで過ごす方におすすめです。

 

食事付きは微妙そうだな〜と思われた方には、食事なしの観光クルーズをおすすめしたい!

天気がいい日は本当に気持ちがいいので、セーヌ川からパリの景色を楽しんでほしいです。

 

 

最後にBateaux Parisiensのサイト情報と乗り場のマップと日本語でクルーズを予約できるサイトを。

Bateaux Parisiens – N°1 des croisières sur la Seine

◇Bateaux Parisiens乗り場:Port de la Bourdonnais, 75007 Paris

セーヌ川クルーズ日本語予約