フランス土産を買う時に役立つ!フランスのラベルいろいろ
フランスに来たら、おみやげに買いたいものってたくさんありますよね。
紅茶やチョコレート、コスメに香水。。。
でもたくさんありすぎてどれがいいかわからない!
よく言われるのは、「中国人はわざわざフランスに来て、中国のものを持ち帰っている。」です。
フランスに限らずmade in chinaのものってたくさんありますが、中国人は他国に旅行に行っても、結局自分の国で作られ輸出された商品を買って帰ってるってことですね。
みなさんもお土産に買ったものをよく見たら中国産だった、ってことあると思います。
せっかくならフランスで作られたものをお土産にしたいですよね。
スーパーでのおみやげ探しは女子の定番だと思いますが、たくさんメーカーががありすぎてどれがいいのかわからないってこともあると思います。ネットで毎回商品のことを調べていたら時間も足りません。
そこで、今回はそんなとき選択の手助けになるフランスのラベルについて調べました!
- AOC(Appellation d’Origine Controlée)
- AOP(Appéllation d’Origine Protégée)
- IGP(Indication Géographique Protégée)
- Label Rouge
- Origine France Garantie
- EPV(label Entreprise du Patrimoine Vivant )
- BIO
- まとめ
AOC(Appellation d’Origine Controlée)
その商品のすべての生産過程がその地域で行われていることを表しています。
生産物は、生産された土地の気候条件、日照、土壌、昔からの飼育方法または生産方法によってその商品の特性が構成される、という考えのもとに、原産地を保証するために作られたラベルです。
主にチーズなどの乳製品、野菜や果物、オリーブオイル、はちみつ、ワインなどに使用されていましたが、2012年からは、ワインを除いて、AOCラベルが商品パッケージに表記されなくなっています。
このあとに紹介するAOPラベルがその代わりとなっています。
ワインの場合は、AOCラベルとともに、「Appellation Contrôlée」または「Appellation d'Origine(生産地名)Contrôlée」のように表記されます。
AOP(Appéllation d’Origine Protégée)
EU全体で使用されているラベルです。農作物や食品に対して使われます。
フランスのAOC基準をもとに作られ、AOCと同じく、その商品のすべての製造過程がその地域で行われていることを表しています。
フランス国内では、AOCの認定を受けたものは自動的にAOPに認定され、AOPのラベルがパッケージに表示されます。なのでAOCとAOPの基準は同じということになります。
大抵の商品は、地名もパッケージの目立つところにデザインされているので、どこで作られたものかすぐに分かります。
わたしたちはフランス国内を旅行するときは、だいたいAOC / AOPに認定されているワインやチーズを選んで買っています。
その地域の本当の特産品を買うことが出来るのでおすすめですよ。
IGP(Indication Géographique Protégée)
こちらもEU全体で使用されているものです。
その商品の特性に、生産された土地の地理的要因が関わっていることを表しています。
こちらはすべての製造過程が同じ地域である必要はなく、製造過程のいずれかの場所の地理的要因が関わっていれば認定されます。
Label Rouge
こちらは生産地などを限定するラベルではありませんが、同じ商品の一般的なものよりもクオリティが高いものであることを示すものです。
生産から出荷まで厳しく管理されていて、味覚検査も行われた上でラベルが与えられます。
少しいいものを買いたいときや品質にこだわりたいときは、このマークが付いたものを選んでみるのもいいかもしれません。
肉類や魚介類によく見られるラベルですが、小麦やパン、卵などにも使用されています。
Origine France Garantie
生産地がフランスであることを示すラベルです。
Made in Franceをうたう民間ラベルはたくさんありますが、民間で作られたもので最も信頼度が高いのがこのOrigine France Garantieです。フランス国民議会(Assemblée nationale)からも、消費者にはっきりとフランス産であることを示すラベルとして公式に発表されています。
対応している商品は食料品からコスメ、日用品、家具家電、自動車まで、ほぼ全ての製品と言えます。様々なジャンルの商品に使われているので、お土産選びに困ったときはこのマークが付いているものを探してみるのもいいと思います。
EPV(label Entreprise du Patrimoine Vivant )
こちらは商品ではなく、卓越した技術と産業ノウハウを持つフランスの会社に与えられるものです。
主にアートや文化、食品関連、伝統商品の製造業者などが対象になっています。商品に与えられるものではありませんが、EPVのラベルを持つ会社の商品を選ぶのもいいと思います。
例えば
で紹介している石鹸会社、Marius FabreやFer à chevalはこのEPVに認定されています。
BIO
フランスはビオ大国でもあり、ビオマークの付いた商品がたくさんあります。
ビオマークは生産地とは関係ありませんが、フランス土産としてビオ商品を選ぶ際には、ビオマークは一つの目安になります。
ビオと言ってもその認定マークにはたくさん種類があります。ビオ食品については
に詳しく書いてあるので、ビオ食品について知りたい方はこちらもどうぞ。
まとめ
フランス産を示すマークはたくさんありますが、その中でも信頼できていろいろな商品のパッケージでよく見かけるラベルをまとめました。
お土産選びに困ったときは、今日紹介したマークをぜひ探してみてください。