ルネサンス様式の美しい館アゼ・ル・リドー城とフランス人にも人気の街ロシュ
chaco
初めまして。ワーホリ・語学留学を経て、今はフランス人パートナーとパリに住んでます。夢は田舎に家を買って自分でリノベーションして暮らすこと!
先日、連休を利用してロワール地方へでかけてきたので、そのときに見た古城や街をご紹介したいと思います。
今日紹介するのは「アゼ・ル・リドー城」と「ロシュ」という街です。
今回のロワール旅行については、いくつかの記事に分けてお城と街について書いているので興味ある方はぜひ。
ロワール旅行で訪れた場所をマップにまとめました。
位置関係など知りたい方は是非チェックしてください。
アゼ・ル・リドー城
ルネサンス様式が美しいお城
1500年代に造られたアゼ・ル・リドー城は、世界遺産「シュリー=シュル=ロワールとシャロンヌ間のロワール渓谷」にも登録されています。
20世紀の初めにフランス政府が購入、全面改装し、城内にはルネサンス期のコレクションが展示されています。
2014年から2017年に更に改修工事が行われ、内装はオリジナルに忠実に再現され、その時代のインテリアや装飾を見ることが出来ます。
お城の入口をはいるとすぐにお城のシンボルでもある大階段があり、最上階まで登ったところから見学がスタートします。
色鮮やかなインテリアで装飾された部屋。センスの良さが伺えます。
凝った装飾のビリヤード台が部屋の中心に置かれ、優雅な雰囲気の中でビリヤードを楽しむ人の姿が目に浮かぶよう。
当時の調理器具がきれいに並べられたキッチン。
最新の調理器具とは違って味があるというか、使うほど愛着が湧いてきそうな器具に保存容器や調味料容器なんかもかわいくて、意外とキッチンを見るのは楽しいです。
お城はそれほど大きくないので、見学時間は1時間から1時間半ほどで回れるかと思います。
見どころ
アンドル川の中洲に建てられたお城の一番の見どころはその水面に映る姿です。
わたしは見ることは出来ませんでしたが、夜はライトアップもされるそうなので、更に美しい姿が見られそうです。
イギリス式庭園
アゼ・ル・リドー城は広いイギリス式の庭に囲まれていて、どこからでも美しいお城が見えます。
お城を見学した後は、のんびり庭園を回って色んな角度からお城を見てほしいです。
どの角度から見ても本当にすてきでした。
また、庭にはカフェも併設されているので、お城を眺めながらカフェで一息つくのもいいですよ。
information
- 入場料
- 11,5€(予約必須)
- 18歳以下無料
- 営業時間
- 4月1日〜6月31日 9:30〜19:00
- 7月1日〜9月30日 9:30〜18:00
- 10月1日〜3月31日 10:00〜17:15
- 公式サイト
- Château d'Azay-le-Rideau
アゼ・ル・リドー城は今回訪れた場所の中では唯一予約必須の場所でした。(予約に空きがあれば現地でもチケット購入できるようです。)
前日に予約をしようとしたら翌日分はすでに完売していたので、早めに予約するのがおすすめです。
アゼ・ル・リドーの街
アゼ・ル・リドーの街は大きくはありませんが、可愛らしい街でした。お城まで続くメインストリートにはレストランやショップが並んでいました。
ランチをするにもいいですし、カフェで休憩もよさそうでした。
ロシュ
ロシュはアゼ・ル・リドー城と同じく、世界遺産「シュリー=シュル=ロワールとシャロンヌ間のロワール渓谷」に含まれるロシュ城がある街です。
ロシュの街はアゼ・ル・リドーよりも少し大きくにぎやかな街でした。
ロシュ城という見どころもありますが、ロシュは街自体も可愛くて人気の観光地なんだそうです。
石畳が走る街の中心地は、白っぽい色の建物で街並みが揃っていてかわいかったです。
ロシュ城と砦
ロシュ城はフランス国王の住居だった時期もあり、歴史あるお城です。
フランス史のヒロインジャンヌ・ダルクともゆかりのあるお城としても有名ですが、わたしは時間がなかったので、お城は見学せず、砦だけ見に行ってきました。
崖の先端に沿って立っているお城は、遠くから見ても迫力がありました。
砦はロシュ城から少し離れたところにあります。
ヨーロッパに現存している砦では、最も保存状態がよく、最も高さがあるものだそうです。
砦の中だけ時間が止まったようで、風の谷のナウシカの世界を思い浮かべるような場所でした。
一番上まで登ることができ、周辺の街を360°見渡せます。高台の上にある砦なので、なかなかの高さでした。
最後に
アゼ・ル・リドー城は、ロワール地方によく見られる幾何学模様の庭とは対象的に、自然な造形のイギリス式庭園との組み合わせがとてもすてきでした。
ロワール地方ではぜひ見てほしいおすすめのお城の一つです。