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【アヌシー】フランスのベネチア!湖畔の街、アヌシーに行って来た

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初めまして。ワーホリ・語学留学を経て、今はフランス人パートナーとパリに住んでます。夢は田舎に家を買って自分でリノベーションして暮らすこと!

アヌシーは街の中を運河が流れていて、フランスのベネチアとも言われています。

アヌシー湖と山に囲まれた自然豊かな街です。

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▲アヌシー旧市街

アヌシー基本情報

どこにあるの?

フランス東部のオット・サヴォワ地域にあります。

アルプス山脈に近く、冬はウィンタースポーツ目当ての観光客で賑わいます。わたしたちも、スキーはしませんでしたが雪山に行ってきたので、そのことについても後で書きますね。

パリからは、TGVで乗り換えなしで3時間40分ほどです。TGVとはフランスの高速鉄道で、日本でいう新幹線です。

車では5時間以上かかるので、少し遠いかなということで、わたしたちはTGVで行きました。

でもTGVって新幹線と同じくやっぱり高いんです。定期的にTGVを使う人には割引になるカードなどがありますが、たまに旅行などで使うだけの人は正規の値段で買うしかありません。

時期や時間によって値段は結構変わってくるのですが、わたしたちはクリスマスど真ん中に行ったので、結構高かったです。

 

日本からTGVなどを予約するにはOmioがオススメです。

ヨーロッパ圏の交通予約を専門に扱っているサイトで、バスや飛行機、レンタカー予約も可能です。

12ヶ国語でサービスを提供していて、もちろん日本語での予約が可能です。

現地で急にチケットが必要になっても日本語で予約できるので安心です。

Omio:ヨーロパ交通予約サイト    

アヌシーの街

街並み

アヌシーといえば、フランスのベネチアともいわれるその街並みです。

アヌシーの中心地には旧市街があり、その中を運河が流れています。ベネチアのようにゴンドラなどはありませんが、建物がカラフルで可愛らしかったです。

特にメインの運河沿いがかわいいですよ。

クリスマスに行ったので、街はクリスマス仕様のデコレーションがされていてにぎやかでした。

コロナ禍ということで、クリスマスマーケットなどのイベントはフランス中でほとんどキャンセルになり、アヌシーの街も普段より控えめなクリスマスだったんだろうと思いますが、それでもステキでした。

・  ・  ・

アヌシーの観光のメインとなる旧市街ははそれほど大きくありません。中心街のさらに中心に旧市街があるので、宿泊地を予約するときは中心街の中を選ぶのがいいと思います。

中心街であれば、旧市街まではすぐです。

わたしたちは「中心街から徒歩10分」というところに宿泊予約したのですが、旧市街までは思ったよりも遠かったです(笑)確かに中心街までは10分ほどでしたが、旧市街までは更に歩かなくてはいけないので。

中心街もにぎやかですがチェーン店などが多いので、観光というよりも日用品の買い物の雰囲気が強いです。

次回の旅行ではこの失敗を生かして予約をしたい(笑)

アヌシー湖

アヌシーのもう一つのポイントはアヌシー湖です。

湖沿いに公園と遊歩道が設置されていて、アヌシー市民の憩いの場になっています。

真冬で寒かったですが、散歩している人がたくさんいました。

遠くの山まで見渡せて、景色もきれいです。山の上の方は雪で白くなっていました。

写真ではわかりにくいですが、水は透き通っていてきれいです。昔はひどい状態だったらしいですが、水質改善への取り組みにより、今では湖の底が見えるほどキレイになっています。

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アヌシー湖

名物

チーズ料理

アヌシーのある地域でよく食べられているのがチーズ料理のラクレットとチーズフォンデュです。

コロナ対策でレストランは営業していませんでしたが、宿泊先にたまたまラクレットマシーンがあったので、わたしたちは毎日ラクレットを食べました。

宿泊先はもちろんAir bnbで予約しました。やっぱりキッチンが付いていると何かと便利ですよね。

チーズやハムは旧市街にあるお店と、宿泊先のすぐ近くのマルシェで調達しました。

お店はこの地域の特産物を扱っているところで、店員さんも親切でした。

ラクレット用にハムとチーズがセットになって売られています。もちろん好きな種類のハムを選んでカットしてもらうこともできます。
(お店の情報を載せたかったんですが、名前がわからなくて、、、ごめんなさい。)

マルシェは市街地から離れるので、観光客よりも地元の人がお買い物をする感じのところでしたが、食料品はいろいろ揃っていたのでよかったですよ。

普段であれば、チーズ料理が食べられるレストランがたくさんあるので、アヌシーに行ったらぜひ食べてほしいです。

チーズ

アヌシーのあるオット・サヴォワでは次のチーズが作られています。

  • Reblochon
  • Chevrotin
  • Emmental de Savoie
  • Beaufort
  • Abondance
  • Reblochon
  • Tome des Bauges
  • Tomme de Savoie

わたしたちは滞在中に、ReblochonとTome des Baugesを食べました。

どちらも匂いはきつくなくクリーミーな食感です。日本人にも食べやすいチーズでした。

おすすめです。

ワイン

ボルドーやアルザスなどと比べると知名度は低いですが、オット・サヴォワ地方ととなりのサヴォワ地方でもサヴォワワインというのが作られています。

サイクリング

自転車専用道路

アヌシーの街の目の前にあるアヌシー湖の周りは自転車専用の道が作られていて、快適にサイクリングできるようになっています。

アヌシー湖は南北に伸びる長細い湖です。
湖の東側は、アヌシーの街を少し離れたあたりで自転車専用道路は終わりですが、西側はずーっと遠くまで続いています。

わたしたちは湖の3分の2ほどしか回っていないので、専用道路がどこまで続いているのか正確にはわかりませんが、湖に沿って20kmほど続いてるみたいです。

道はほとんど平坦で楽チンです。

真冬のサイクリングは寒いかなと思ったんですが、思ったより平気でした。

天気が良かったので湖の反対側の山までよく見えて、とっても気持ちよかったです。

アヌシーの街を離れると大きな街はありません。商店も少なく、いいタイミングでお店に出会えるかわかりません。

食べ物・飲み物など必要なものはアヌシーで用意してから出発するのがオススメです。

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▲アヌシー湖と自転車専用道路

湖畔の小さな村、Duingt

わたしたちはアヌシーからDuingt  という村のあたりまでサイクリングしました。

片道1時間か、1時間半くらいだったと思います。

湖畔にChateau de Duingtというお城が建っています。わたしたちは遠くから眺めただけですが、お城ではイベントなども行われているみたいです。

小さな村ですが、可愛らしかったですよ。

レンタサイクル

アヌシー市内にはいくつかレンタサイクルがありますが、わたしたちは Roul'Ma Poule location vélo électrique Annecy  でレンタルしました。

湖の近くの自転車専用道路のすぐ前にあるので、アヌシー市内や車道を通る必要がなくて便利でした。

クリスマスの時期に行ったので、閉まっているお店が多くあまり選択肢がなかったのですが、いい場所にお店が開いていて助かりました。

フランス全体に言えることですが、クリスマス当日には閉まるお店も多いので、開いているところをしっかりチェックするのが大事です!

アヌシーの冬と言えばスキー

アヌシーの周りの山は冬になると雪が積もり、スキー客がたくさんやってきます。

わたしたちはSemnozという山のスキー場に行きました。アヌシー市内からバスが出ているので行きやすいです。

もちろんスキー板もスキーウェアも何も持っていないので、わたしたちはスノーシューをレンタルして雪山を散歩するつもりで行きました。

でも、スキー場についたら、レンタルカウンターには長蛇の列!

そして列に並び始めてすぐ、スノーシューのレンタルは終了したとのお知らせが聞こえました。ガッカリですが仕方ありません。

わたしたちが行ったときは、コロナ対策で、スキー場の営業は認められていたものの、リフトの稼働は禁止されていてスキーをするのはほぼ不可能だったので、スノーシュー目当ての人がたくさんいたと思われます。

予定変更で、そのままの格好でスキー場を散歩することにしました。

スキー場はいくつかのエリアに分かれていて、なだらかなあまり傾斜のない斜面もあったので、そのあたりを散歩しました。
とはいっても結構広いので、全部は周れませんでした。

たぶん下の写真には写ってませんが、遠くにアルプスの最高峰モンブランも見えました。

わたしたちのように散歩している人もけっこう多かったです。(みんなちゃんとスキーウェアを着ていて、普段着の人はほぼいなかったですが。)

子供用のソリスペースもあるので家族連れも多かったです。

アルペンスキーをしている人もいて、フランスでは意外とスキーが人気なんだなと思ってびっくりしました。

kékéがいうには、フランス人(特にパリジャン)にとってスキーというのは、どちらかというとお金持ちのバカンスの過ごし方なんだそうです。

パリからスキー場は遠く時間もかかり、スキー場のロッジなどに何日間も滞在するにはお金がかかるからだそうです 。

雪国生まれでスキー場がわりと近くにあったわたしにとっては、へぇ〜って感じでした。

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▲Semnozのスキー場

INFORMATION

Semnozへの行き方

アヌシーからはバスのS1かS2でスキー場へいけます。Semnoz Nordique下車、時間は40分ほどです。

Semnoz行きのバスは冬と夏の間だけ走っているみたいなので、ご注意を。

バス時刻表(冬)  

バス時刻表(夏)  

スキー場にコインロッカーあり。
(鍵をかける時にコインが必要ですが、開けると戻ってくるタイプだったと思います。)

まとめ 

アヌシーは街が可愛いだけでなくて、自然のアクティビティが豊富なのが良かったです。

湖畔のサイクリングがはとっても気持ちよくて、スキー場も最初はあまり乗り気ではなかったのですが、行ってみたら楽しくて大満足のアヌシー旅行になりました。

アヌシーの街自体は大きくないので、週末のんびり過ごしたい方にオススメです。